アニメ『フルーツバスケット』第23話・第24話感想
(全文1891文字)
こんにちは、あまねです。
12月バタバタしていたら、うっかり年が明けてしまいました。
明けましておめでとうございます!
2020年、今年は子年なので由希くんの年ですね。
すっかり遅くなってしまいましたが、去年から引き続き『フルバ』の感想まとめの続きを書いていこうと思います。
前回の感想まとめはコチラ↓
『フルバ』第23話・第24話感想まとめ
第23話ではテストで追試になってしまったうえ、風邪をひいてしまい、自分の不甲斐なさを感じる透。
そんな透に夾がかけた言葉とは…
第24話では夾の義父である、草摩籍真が紫呉の家を訪れる。
籍真との再会を喜ぶ夾だったが…
と、こんな感じの2話でした。
『フルバ』で一つの転機となるエピソードなので、ドキドキしながら視聴しました。
透くんが草摩家に与えてきたもの
透くんの風邪ひきエピソード。
タイミングよくというかなんというか、私自身も風邪から回復したばかりだったので特に感じたのですが、本当に身体が弱ると精神的にも弱りますよね。
まさに透くんのように、自分のダメなところばかりが頭をグルグルしたりして。
透くんはとても頑張り屋さんなので、よく熱を出してしまうんだろうなあ。
そんな透くんに、草摩家の面々はそれぞれの方法で寄り添います。
これまで透くんが与えてきたものが、うかがえる気がします。
みんなやさしいのですが、夾くんの寄り添い方が素敵。
気を張り続けてきた透くんの弱音を聞くというのは、一番うれしいだろうなあと。
夾くん自身が弱さをうまく表せないゆえ、理解できるのでしょうか。
この時の夾くんの言葉が、この後の展開の透くんの言葉につながっていますね。
夾のお父さん・草摩籍真(かずま)登場
第23話のラストで登場した籍真さん。
『フルバ』の中でも屈指の善人で、夾くんのお父さんで、めっちゃ声がいい(笑)
森川さんが演じられることは事前に知っていたんですが、実際に聞いてみるとまた「いい声だな…」と思いました。
夾くんの育ての親の籍真さん。
まだ登場したばかりなのですが、どれだけ夾くん大切に思ってるかが分かりますね。
この人のエピソードも大好きです。
猫憑きの本来の姿
籍真さんと紫呉さんが会話しているシーンで、紫呉さんが「あなたまですべてをゆだねてしまうのか。彼女に」というようなセリフがあるのですが。
私はいまだに籍真さん以外に”彼女(透くん)にすべてをゆだねてしまった人物”がよく分からないでいます。
由希くんや夾くんをはじめとした、透くんと仲のいい十二支たちを指すのか。
あるいは自分自身(紫呉)を指しているのか。
あるいは慊人のことなのか…
紫呉さんというキャラクターは、やっぱり私には難しいです。
さて、夾くんが隠し通してきた猫憑きの「本来の姿」
原作では描かれてなかった変身のシーンが、本当に痛ましかったです。
苦しみもあるのでしょうが、なんとか夾くん自身が変化しないよう、抑え込もうとしているのが悲しくてしんどくて。
「やめろ!」という断末魔のような夾くん叫び声に、心震える思いがしました。
その後の透くんのセリフや、夾くんの独白も涙なしには見られなくて。
特に夾くんのお母さんが夾くんの数珠を確認するシーンが、本当に何度も何度も繰り返されるあたりが心にきました。
透と夾の関係の変化
傷ついて、すべてを手放そうとした夾くんの手を離さなかった透くん。
透くんの頭には、自分の弱音を受け止めてきた夾くんの言葉があったんですね。
もともと悪いわけではないんですが、どこか一歩引いていた夾くんと透くんの関係。
夾くんが「透」と名前で呼んだ瞬間から、本格的に受け入れはじめます。
私はこの場面で自分のもっとも弱い部分をさらしたことで、夾くんが透くんを完全に受け入れたものだと思ってました。
この先はまだ何も語れませんが…びっくりでした。
楽羅ちゃんの心情も…あー、まだまだストーリーは序盤なんだなあ
今週のまとめ
旧アニメではこのあたりのエピソードは大幅に変更されていた記憶があるのですが、今回は原作通りに描かれていて、やっぱりいいなあと思いました。
シリアスなシーンで号泣だったのですが、しかし、ちょっとびっくりだったのは。
「本来の姿」の夾くんが、透くんを傷つけるシーン。
透くんが思った以上にふっとんでるよ?!あれじゃ骨いっちゃうよ!?
原作ではちょっとのけぞるくらいにみえたので、思いきりよくいったなと…
泣きながらの視聴の中、ふと我に返って思わずツッコミを入れてしまいました。
さて、『フルバ』感想まとめも残りは最終回を残すのみとなりました。
よろしければ最後までおつき合いくださいませ。
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